三谷幸喜のインチキ性

三谷幸喜がかなり人に知られるようになって来ております。
　最近「ラヂオの時間」が何度もＣＳ等で再放送がされていますが、これには大インチキさがあります。
　ミシガン湖の上空を宇宙船で帰還する場面がありましたが、秒速何万kmもの超高速で大気圏を飛行する船体にまたがった一人の男が、無事生還出来るでしょうか？
　最近ロシアに落ちた隕石も大きな衝撃音と光を発していた映像がありました。ＮＡＳＡ等のエンデバーも超高温に耐えるパネルで覆われていた筈で、いわんや船体にまたがっててはおられないだろうと思われますし、空気との摩擦熱で首も出せず、姿も窺い得ないでしょう。更に湖に突入、乃至、地上に落ちても、致死性が高いと思います。
　湖底深く船体とも突き刺さるだろうし、どうして吹き飛ばされることも無く、火焼もなく、窒息することもなく，再度恋人の前に無傷で全く正常の状態で立ち現われ得るのでしょう。　
　ガス欠も考えられません。 スポンサーも普通の航空会社のようで、愈々もって原作のストーリーのいじり過ぎの破綻です。
　これが許されざる大矛盾としてでなくハッピーエンドとして終わるのは、言葉にウルサク「上を見上げる」を修正したのとは、マルで整合性がありません。
　こんなたわいないｓtoryの作品が、まかり通っているのは、余りにも幼児っぽくないだろうか？
　日本の文芸のレベルが問われているような気がしてならない。こんなことを問題にしている筆者は、人物が小さ過ぎるのだろうか？
　このところ、和田アキ子ではないが、「笑って許して」としているべきか？？
　大方の批判を待つ。