多事空論【コメントよろしくお願いします】

言いたいことを書き、皆さんと意見交換をしてみたいと思います。政治経済税金から日常のことまで、思いつくまま書いています。コメントよろしくお願いします。読者登録も募集しています!!

身辺雑感---(2)---朝鮮半島有事があったら?---。

 前篇(1)に続いて、頭によぎったことを、書く。

 いわゆる北朝鮮、正式には朝鮮民主主義人民共和国三代目の親子世襲された最高指導者になって、関係周辺諸国間で、緊張感がとみに高まっている。核戦争さえ辞さない戦争挑発で一触触発の大危機が醸成されつつある---こんなことしたら、自国は瞬時に蒸発してしまい(地図さえ描けない。海進を受け水没)、日本でも原発銀座と評されている福井などは無防備でむき出しに海岸に建設された原発13基への攻撃で、核ミサイル弾頭に加え何百倍以上の現役/退役を問わない核燃料の爆発、飛散で、近畿、中国、中部等火の海どころか、海になってしまうだろうし、生物ゼロになりかねない。水、食糧の話ではない。人間そのものが瞬時に焼けこげるどころか、超高熱で蒸発してしまうのである。鳥取第一区選出の選出の石破 茂幹事長(防衛オタク)も帰郷していたら、影も形も無く、死亡さえ確認出来まい。土地の所有権もパー。有事の際、アメリカ軍より同盟国日本の方が被害最大の被害国になる---

 この国は、誕生以来難しい経緯の真只中にあった。

 第一、国名自身、名実の間に落差、乖離があり過ぎる。

 どうも、大方の見るところ、自称のあの国号は立派過ぎて、名前負けの最たるもので、現実態とには天地の差があり過ぎるというと評価が多い。絶賛は寡聞にして耳にしない。ベ平連小田 実ぐらいである---彼は金日成に招かれて舞い上がってしまい、同国がソ連や中国の先輩国以上に最も先進的な社会主義国家で、一部では既に共産主義段階に突入していると賞揚した。著述『私と朝鮮』(筑摩書房、1977年)にあるから、携帯やスマホから脱却して、本を読んで各自確認されよ。とんでもないデマゴギーで、日本の解放がサッパリなのはこれで分かろう。キムチの食べ過ぎか、気持ち悪い!---。もっとも、寺尾五郎(宮本顕治の初代秘書)の『38度線の北』(新日本出版社 、1959 年出版 )は、もっとデマゴギー性は高いが。

 朝鮮というのは地理的な名称で問題無いが、民主主義という形容以下引っかかる。 イ) あの国は、民主主義という標榜にふさわしいだろうか?

 国会、議会等はあるようだが、自由選挙によったものとは言えまい。勝手に立候補して、一定期間激烈な選挙運動を経て、当落が決して、晴れて議員になるのではない。選挙に干渉、脅威無く、自己の政見を選挙民に自由に披歴訴えるというプロセスも保障されていないように認識される。立候補自体自分の意思に由来出来ず、祖国統一民主主義戦線を構成する3政党(支配政党の朝鮮労働党衛星政党朝鮮社会民主党天道教青友党)の公認候補以外が立候補することは出来ず、政権党らの推薦者以外から選任されるという公選はあり得ない。しかも630の小選挙区でのことである---あんな狭い国土での区割りの超細分。交番の監視鉄壁であろう---。如何なる選挙、また何度のそれにしても、結論は予定調和的で、結果は初めから決まっている。

 当然既存のものに異論を立てたり批判、反対する人材や組織、勢力からの選出はあり得ず、年年歳歳人相似たり、歳歳年年人同じの蒸し返し、オンパレードの恒久である。アジア的停滞社会の古典物である---日本も自由・民主主義を標榜しながらこの種の相似性があるのはどうしてだろう。残念な限りである---。将に自作自演の芝居のようなものである。登場人物が役者の顔振れ変化多少あるも、ディレクター、監督は万年不変である。永遠に昨日が支配する国制になったしまう。労働党の独裁、個人崇拝の極みの一人(いちにん)政治であらゆる次元で自由と民主主義が無い。特に経済的自由無い。即ち、貧困、貧乏で普遍的で、人肉のディテイルな報道さえある。飢餓線上をさまよっている。

ロ) したがって、「人民」という形容も実態にそぐわない。君主国と言うのが一番近い。主権は国民に無く、民意に無関係な、国民の選挙にを経ない独裁者の独占物である。政治的、思想の信条の自由も金一家の恣意専横にバランスとられている。

ハ) 共和国というのも僭称でしかなかろう。「共和」の概念に全く馴染まず 。恐怖と暴力の支配する隣保制度の装った相互監視国家(要するに、)で、このような立派な呼称は、カリカチュア(戯画)でしかない。

 こうして、朝鮮民主主義人民共和国という美称は、ニクソン大統領の言う「悪の枢軸国」の別称かもしれない。日本は、この国や中国の統計当てにならないので大雑把になるが、領土:日本の1/3、人口1/5、ガソリン使用量=愛媛県か、香川県程度 ⇒ GNP(1人当たり)1/50のこの北朝鮮を国家として未承認。労働党規約の通りだと地上の天国が出来ていなければなるまい---小田は規約に記述に有れば、即、現実態度と短絡視してしまう左翼小児病患者で、プチブルの軽信家なんだろう。流石に米フルブライト留学したプラグマティストだけのことはある。地獄を「地上の楽園」と観ずる皮相さ、ご立派キムチは偉大である---

 

 今日はこれまで。続く。

   2013.03.14(木) 18:03