多事空論【コメントよろしくお願いします】

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身辺雑感---(2)---朝鮮半島有事があったら?(続)---。

---2013.03.15(金) 16:11投稿分に、ほぼ7時間後、修辞上の補綴しました。この間に北朝鮮は」短距離ミサイル2発、日本海に発射した---

核戦争は、破れかぶれにならない限り、あり得ない。もっとも、過度のピリピリした緊張から前線の末端での暴発もあり得、偶発戦争が怖い。対峙する者は、互いに相手の陣営全拠点に照準を合わせて監視して居り、発射ボタンを押すだけが最後の仕事である。瞬時の判断ゆえ、相談や下命を待ってるわけにはいけない。

 一気に多方向への連続的に発射されたミサイルへの迎撃---本来ようげきと発音する---は、抽象的理論では可能であるが、実際には役立たないと言われている。飛翔して来るミサイル撃墜は、有効距離間にあっても無理だと聞いている。同時に全方位に連続発射可能ということで高価なイージス艦も、実効性薄く見かけ倒し安心感買いのようである。

 先制攻撃しか意味無い。この故に前線でアセリが出る。近距離では応戦する時間も無い。但し、即死でなければ、最後の力を絞って核ボタンを押せるから、相手に応酬出来るだろうから、お互いの全滅は時間の問題である。

 アメリカは、核兵器の貯蔵の累積で頭を痛めている。不使用でも経年劣化、陳腐化が進むので、密かに廃棄処理を行っていると聞いている。その方法や場所は最高度の軍事機密であるゆえ、世界中で知る者は居ない。通常兵器でも然りで、軍事産業を維持していくだけでも、経済成長に寄与しない金が膨大に上る。所詮、不生産的消費である---国家の衰退は、共通して軍事予算の肥大化である。近くではソ連邦の崩壊がその典型であった。アメリカでも然り。ちなみに、中国は前年比10%強の増加で、4年連続であるそうな。額で日本を凌駕してしまった。尚、治安-、警察費の方が軍事費を抜いているのは、珍奇な現象で、あの国が警察国家で、デモや暴動への鎮圧の必要性に駆られたものであろう。余談だが、軍隊やそのもどきは永遠に無くならない、警察の究極的補完物で、国内外が諸階級に分裂している限り当然である---。アメリカには、かくて、常時戦争があり、銃火器等の兵器が不良在庫にならないような世界環境の恒常化が望ましいのである。その跳ね返りとしてのテロが弱者側から生じて来てい。ケースが違うが、アフガンでのいわゆるテロリストは、男子でなく、親、夫、兄弟、子供を失った未亡人や姉妹が戦士になっているらしく、ベトナム戦争でも最終局面では、女性の決起があり、彼女らに銃を持たせて、アメリカは歴史上唯一の敗北を喫したと評されている。女性は、おとなしく非力に見えるが、最終の帰結者は彼女らである。侮るべからず。ソ連、米国の大国の大義名分に道理があろうか?

 核兵器、通常兵器を問わず、破壊力の強化で民族絶滅、国家消失になりかねず、電子技術の発展は、戦争までもゲーム化した。弾頭の如何を問わずミサイルにはGPSが組み込まれているので、標的目指してプログラムにしたがって勝手に打撃する。

 例のテポドン、ノドンでさえ、日本を完全に射程圏にしている。朝鮮有事が勃発すれば、南北朝鮮はもとより、米日も戦場になり得る。ワシントンですら火の海にすると

豪語脅迫しているから、米軍基地のあるグアム島、沖縄、横須賀(世界最強の第七艦隊の母港)、横田、立川の空軍基地 [これら在首都圏の 三つ、日本の首根っこに突き付けられた匕首でもある。ドイツにも見られない現象!]、それに全国50箇所以上を数える原発基地(この観点からも、原発は日本を駄目にする)や首都圏、中京工業地帯---日本第一---、関西圏も、更には新幹線等社会インフラに向けて、既にミサイルにGPS情報、インプット済みであろう。これぞ、安保条約から自動的に派生する問題である。

 地上戦では最早安全な場所は無いから、脅威無きスペー-スを求めて宇宙基地が考えられ、宇宙船を含めて宇宙技術開発に関心が究極的なものになっている。

 何も日清食品のラーメンの食べ方や金魚の飼育、薬剤開発の進化が目的でない。宇宙からの攻撃と司令部の保全という軍事目的が、推進的動機の最たるものと思われる。ケチな日本政府が、将来の日本を担保にしてまで巨大な債券発行してのサラ金的財政赤字に苦しむ最中、見返りを期せず生活に迂遠と思える宇宙開発や南極越冬に金をかけるわけがない。酔狂なことには、出資しないのである。

  兎に角、の瀬尾際外交は迷惑千万。即止めて欲しいものである。北東アジアを滅茶苦茶にする朝鮮戦争の蒸し返しは御免である。

 この東アジアの朝鮮半島にある社会主義共和国たる北朝鮮の歴史は、通常考えられている社会主義や共産主義に基づく実践でなかった。それを目指している発展途上の現象ゆえ、肯定されて然るべきというのは、為にするオカルト的発想の域を出まい。将に弁証法的に「反対物への転化」に堕しているのではなかろうか? あの国の過去、現在に未来の三世に社会主義、共産主義の萌芽をに見出すことは、ラクダが針の穴を通り抜け得るとする認識に属する。恐らく、日本の良心的知性において、中国、殊に北朝鮮の足取りからして、唾棄すべきものとしてイデオロギー的に離反した者多いのではないか?

 亡国的な保守政権の万年的蟠踞に竿さすアンティテーゼ勢力が伸びないのは、悪い実例が隣国に実見され、且つ、被害、脅威を現身(うつせみ)的に蒙っているからで、賛美や支持は小田 実や寺尾五郎のような無節操な輩の頭(こうべ)にしか宿らまい。

 大学でも原発事故であぶり出された御用学者のような体制派の圧勝的占拠に終わって、理想主義的・良心的な学者は淘汰され、経済、法学、文学部等いわゆる文系学部では骨っぽい人物に遭遇出来る機会は殆んどないだろう。第一ポストと予算が圧倒的に卑小である。残念ながら被選任=採用者にエリート度が違い過ぎる。実学性に傾き過ぎている。その差のゆえにという言い分も成り立つかもしれないが、近視眼的過ぎよう。哲学の無い人間は尊敬されないと同様、哲学/文学の比重が極めて低い大学造りに将来は期待出来まい。今や大学は、理念無き専門学校化してしまった。

 国や都道府県の立てた大学が、それにややもすれば批判・論難する人物を教壇に上らせる酔狂、あり得ない。追放、イヤガラセは有っても。万年助手、助教ですらポスト稀有である。TV界、学界でも証券会社やマスコミ出身者に占拠され、大学院で折角原書を読み思索を重ねて辛酸を舐めた退学者は敬遠され、就職先も隘路が待っている---国費公費、奨学金の無駄使いの極致である---

 人事は設立者の趣旨に合わせて編成されるもので、裁判官や検察官も同断である---彼らに中立性を期待するのは木に魚を求めるに斉しい。彼らこそ国家(地方自治体、警察を含む)、乃至、古い表現で言えば、国体を護持するのが真髄である。国や地方自治体を被告とする裁判で、彼らが負けるっケース極めて稀れ。直近では明石警察の事件の判決に典型的!---

 ヒラメのような人材しか採用されず、また、職を全う出来ない。特に大学教員の採用の方式自体、[非社会的]縁故(コネ、学閥、人閥、思想閥)によるものが横行していて、広く全国や全世界から有為な人材を求めるのではなくコソココッソリ成され、以降の審査過程も透明性を全く欠く。

  年端も行かない若年で政治経験も薄い金 正恩のようでないだけで、後任者選びも前任者の息のかかった者の着任、したがって体制加担の人的系列に維持が可能ということになる。

 高邁である、人知の広狭、高低を決める筈の大学の人事の遂行、これらに公選制が無く、官報にも公示無く、大方の関心の無いところで、特殊な意図を抱いた人間関係、社会関係=ベクトルの真っただ中で後任人事が動いて行くので始末が悪い。田宮二郎好演の白い巨塔帝国大学系の浪速大学を笑えまい。裁判官、検察官も司法試験の合格者から法務官僚のメガネに適った者だけが採用され、それに合わない者は成績優秀でも弁護士になれと勧告を受け、逆が罷り通っているのである。その不採用の弁護士も、理想を追っていたら生活出来ず、俗物に堕して行くのがオチである。行政が開いている無料法律相談に来る弁護士、残念ながら体制化した人材、少ない。法体系の所為があるにしてもである。

 私設の会社ならまだしも、多少なりとも税金で維持されてる大学、研究所、裁判所、警察機関等公共機関が、外見、外貌、建前と裏腹に、体制護持の機関、組織になっているのは、極めていただけない。

 当ブログが存続出来る資本主義の方が問題山積ながらも、言論、表現、信条の自由が曲がりなりにも許されているだけまだしもである。資本主義も曲がり角に来ている、どういう舵取りするかが現下の課題である。このまま推移すれば、日本沈没必至であろう。今日の「朝日新聞」の朝刊の広告に、『少子化亡国を防ごう』(東京図書出版)というのが載っていた。この一点からだけでも日本の将来は無い。最早「傘がない」井上陽水的社会意識ではやって行けまい。

 ケイタイ、スマホ、漫画・・・にウツツを抜かしている時でなかろう。坂本竜馬への関心が高まっているのは、現状打破の要が模索されつつような気もしないでもない。

 

 Time up. 乞次編。妄言海容されたい。

  添削の不十分性、誤認、論旨の不整合性、和田アキ子よろしく「笑って許して」、嘉納乞う。

       2013.03.15(金) 16:11